臓器シリーズ Vol.24 / 筋膜
こんにちは(^^)
淀川区・西中島/木川/十三エリアで『痛くないのに効く整体』をお届けしている整体サロンAsahiの杉本です。
「整体師が伝える臓器シリーズ」、第24弾は「筋膜(きんまく)」です。前回の横隔膜に続き、臓器ではありませんが、整体の現場では欠かせない身体の構造のお話。そして実は僕にとって、筋膜はとても思い入れのある存在なんです(^^)
筋膜は、全身を包む“ボディースーツ”
筋膜は、筋肉の一本一本を包み込んでいる、薄い結合組織です。全身のあらゆる筋肉をつなぎ合わせ、まるで体全体を覆うボディースーツのような構造をしています。
全身をひとつなぎに包む、筋膜のネットワーク
そのため筋膜は、良くも悪くも全身に影響を与える存在です。ある場所の筋膜が硬くなると、そこだけでなく、離れた場所の動きや感覚にまで変化が現れることがあります。
筋膜の主な役割は、3つ
筋肉の形を保つ
筋肉をふんわり包み込み、形を保っています。
力を効率よく伝える
筋肉が生み出した力を、効率よく伝えています。
筋肉同士を滑らかに動かす
筋肉同士が滑らかに動けるのも、この筋膜のおかげです。
僕と筋膜 ─ 「筋ポンプ」から始まった整体師人生
2016年、所属している疲労回復協会の門を叩いた時、一番最初に教わったのが「筋ポンプ」という、筋膜へのアプローチ法でした。今思えば、これが僕の整体師人生の原点になった技術です。
正直に言うと、最初のセミナーでは筋膜の感触がまったく掴めず、仲良くなった受講生たちと「難しかったね…」と言いながら、トボトボ帰った記憶があります(笑)何度も練習しても、なかなか思うような変化を出せず、悔しい思いをしたのを覚えています。
それから10年が経った今では、セミナーに参加するたびに、講師の先生から筋ポンプの技術を褒めていただけるようになりました。あの頃の自分に、教えてあげたいくらいです(^^)
整体の現場から ─ 硬い場所と柔らかい場所の“地図”
実際に施術で手のひらを通してお身体に触れさせていただくと、硬くなっている場所の質感の違いが、はっきりと伝わってきます。柔らかい場所と硬い場所の境目が、まるで地図のように感じられることもあります。
現場でよく感じるのが、「コリとは、筋肉そのものの固さではなく、筋膜の固さではないか」ということ。「筋肉は固くなることはない」という考え方もあるそうで、僕自身そこまで断定はできませんが、日々の施術の中で「確かに…」と感じる場面が本当に多いんです。10年間、筋膜と向き合い続けてきたからこそ、たどり着いた実感でもあります。
全身のつながりを感じるのは、ふくらはぎの筋膜
この「つながり」を最も感じるのが、下腿部(ふくらはぎ)の筋膜です。ふくらはぎの筋膜を調整させていただくだけで、離れた場所にある肩や腰の筋膜まで、一緒にゆるんでくることがよくあります。
ご本人は肩や腰を触ってもらったわけではないのに、「なんだか軽くなった」と驚かれることも少なくありません。肩や腰のつらさでご来店いただいた方でも、実際に触れさせていただくと、原因がふくらはぎにあったと感じることも珍しくないんです。
全身をひとつなぎの結合組織として捉えると、離れた不調にもアプローチできる。それが、筋膜の面白いところです。
ちなみに当院では、筋膜を単体で扱うというよりも、全身整体の中で自然に調整させていただくという考え方を大切にしています。全身のバランスを整える過程で、結果的に筋膜もゆるんでいく、というイメージです。
ご自宅でできる、ふくらはぎいたわり習慣
- 1. ふくらはぎのマッサージ:足首から膝に向かって、両手で軽く揉みほぐすように。ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、全身の巡りにも関わる場所です
- 2. ふくらはぎの軽擦(けいさつ):足首から膝に向かって、手のひら全体でさするように、やさしくなでていきます。強く押す必要はなく、皮膚の表面をなでる程度で十分です。お風呂上がりなど、筋肉が温まっているタイミングがおすすめです
- 3. 日中は着圧ソックスを取り入れる:立ち仕事やデスクワークで、ふくらはぎがむくみやすい方には特に良いかもしれません。就寝時ではなく、活動している時間帯に着用していただくのがポイントです
※持病や体調に不安のある方は、必ずかかりつけ医の指示を優先してくださいね。
足首から膝に向かって、手のひらでやさしく
お風呂上がりに、ふくらはぎをやさしくなでてみる
足首から膝に向かって、手のひら全体で、皮膚の表面をなでるだけで大丈夫です。強く押さなくて構いません。1日の終わりに、ふくらはぎを少しいたわってあげてくださいね(^^)
まとめ ─ 全身をつなぐ、縁の下の力持ち
今回のお話をまとめると——、筋膜は筋肉を包み、全身をつなぐ薄い結合組織で、まるでボディースーツのように全身に影響を与えていました。僕自身、10年向き合ってきて、コリは筋膜の固さではないかと感じる場面が本当に多くあります。
そして全身のつながりを最も感じるのが、ふくらはぎ。気になる張りやコリが続く時は、その場所だけでなく、離れた場所の筋膜が影響しているのかもしれません。日頃から、ふくらはぎを少しいたわってあげてくださいね。
今回の臓器シリーズが、ご自身のお身体を見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。最後までお読みくださって、本当にありがとうございました。次回の臓器シリーズもお楽しみに(^^)