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整体師が伝える臓器シリーズ Vol.13 リンパ節 ─ 全身600個の“体内の関所”を、やさしい軽擦法と叩打法でめぐらせる

整体師が伝える臓器シリーズ Vol.13 リンパ節 ─ リンパ節をやさしく解説するイラスト 臓器シリーズ Vol.13 / リンパ節

こんにちは。
淀川区・西中島/木川/十三エリアで『痛くないのに効く整体』をお届けしている整体サロンAsahiの杉本です。

「整体師が伝える臓器シリーズ」、第13弾は「リンパ節」です。前回の膀胱に続いて、名前は聞いたことがあるけれど、普段はあまり意識されない存在ではないでしょうか。ただ、リンパ節はお伝えしたいことが本当にたくさんある、頼もしい臓器なんです(^^)

リンパ節ってどこにある? ─ 全身に約600個、体じゅうに点々と

リンパ節は、全身におよそ600個もあるといわれる小さな臓器です。大きさは数ミリから1cmほどで、首・脇の下・脚の付け根・ひざの裏・お腹まわりなど、体のあちこちに点々と集まっています。

リンパ節の位置を示す図解 ─ 首・脇の下・脚の付け根など、全身に約600個が点々と分布

リンパ節は、首・脇の下・脚の付け根など、全身に点々と分布しています

そもそも体には、血液とは別に「リンパ液」という透明な液体が流れています。このリンパ液は「リンパ管」という細い管のネットワークを通り、細胞のまわりにたまった余分な水分や老廃物、細菌やウイルスなどを回収しながら、体じゅうをゆっくりめぐっています。

リンパ節の役割 ─ 体内の“フィルター”であり、免疫の最前線

リンパ節は、その流れの途中に置かれた「体内のフィルター」のような存在です。流れ込んできたリンパ液をこし取り、含まれている細菌やウイルスを退治してくれます。

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体内のフィルター役
リンパ液に含まれる余分な水分・老廃物・細菌・ウイルスなどを、リンパ節でこし取って処理してくれます。

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免疫の“関所”
リンパ節の中には、免疫の主役である「リンパ球」がいつも待ち構えています。異物を見つけると、すぐに攻撃してくれる、いわば体を守る最前線です。

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むくみやだるさとも関係
リンパの流れが滞ると、余分な水分がうまく回収されず、むくみ・だるさにつながることがあります。

風邪をひいたときに、首やあごの下が腫れて痛くなることがありますよね。あれは、リンパ節がウイルスと一生懸命戦ってくれているサインなんです。普段は静かに、でも体を守るために休まず働いてくれている、とても頼もしい存在です。

整体の現場から ─ 右の鎖骨下は、意外と滞りやすい

ここからは、整体の現場でのお話をさせてください。

院長の臨床メモ

整体でリンパ節そのものを強く押すことはありません。ただ、リンパ節のまわりの反応から、お身体のコンディションを読み取らせていただくことは多いんです。特に反応が出やすいのは、疲労が蓄積している方・ウイルス感染後の方・アレルギー症状のある方。季節でいうと、春は花粉、冬は感染後の方に反応が出やすい印象があります。

その中でも、私がとくに注目しているのが「右の鎖骨下まわり」です。リンパは心臓のようなポンプを持たず、まわりの筋肉の動きに頼って流れています。体の大部分のリンパは左の鎖骨付近に集まるのに対して、右上半身のリンパは異なるルートをたどり、右腕の動きだけが流れの主な力になります。だからこそ「右側は流れが滞りやすい」と、私は現場で感じています。特に女性に、この傾向が強く見られる印象です。

※あくまで業界歴22年・院長個人の臨床的な見解です。お身体の状態には個人差があります。

首・デコルテまわりのリンパの流れを示す図解 ─ 首から鎖骨下へ、やさしく流れていくイメージ

首から鎖骨下へ ─ リンパの流れが集まる大切なエリアです

「私たちのお身体は、本来“寝たら回復する”ようにできています」

もちろん整体は、リンパ節そのものを治療するものではありません。医療と整体は、しっかり役割を分けて考えています。そのうえで、まわりの筋肉のこわばりや全身のバランスを整えて、お身体本来のめぐりが働きやすい環境をととのえること——、それがリンパ節へのいたわりにもつながると感じています。

リンパ節を労わる、やさしい2つのセルフケア

「リンパマッサージ」と聞くと、痛いイメージをお持ちの方も多いかもしれません。でも、当院で大切にしているのは“痛くないアプローチ”。ここでは、ご自宅でできるやさしい2つの手技をご紹介します♪

やってみよう ①

軽擦法(けいさつほう)─ 鎖骨下をやさしくさする

手の小指側を使って、鎖骨のすぐ下を、やさしくさすります。力は入れず、肌の表面を軽くなでる程度でOK。入浴後の温まった時間帯に行うのがおすすめです。「右側は滞りやすい」ので、右の鎖骨下を少し長めにさすってあげてくださいね。

やってみよう ②

叩打法(こうだほう)─ 脚の付け根をトントン

軽く握った拳で、両脚の付け根をトントンと叩きます。立ったままの姿勢で、2〜3分を目安に。強く叩く必要はありません、心地よい刺激で十分です。

リンパ節セルフケアのイメージ ─ 両脚の付け根の叩打法と、鎖骨下の軽擦法

両脚の付け根をトントン(叩打法)、鎖骨下をやさしくさする(軽擦法)

セルフケアの、ちょっとしたコツ

※リンパ節に腫れがある時・熱があるときや体調不良のときは、セルフケアはお休みしてくださいね。持病のある方は、必ずかかりつけ医の指示を優先してください。

気になる症状が続くときは、専門医へ

リンパ節の腫れが長引く、熱を伴う、強いしこりが触れる——、そんなときは、まず内科などの専門医にご相談ください。検査で、セルフケアでは分からないことをしっかり教えてくれます。整体は、そのサポート役として、お役に立てればと思っています(^^)

まとめ ─ 静かに、でも休まず体を守ってくれる存在

今回のお話をまとめると——、リンパ節は全身に約600個ある小さな臓器で、体内のフィルター役であり、免疫の最前線。そして普段は意識されないけれど、休まず私たちの体を守ってくれている、頼もしい味方でした。

リンパ節へのいたわりは、右鎖骨下のやさしい軽擦法・脚の付け根の叩打法から♪ 痛くない・気持ちいい範囲で、毎日の暮らしにそっと取り入れていただけたら嬉しいです。

最後までお読みくださって、本当にありがとうございました。次回の臓器シリーズもお楽しみに(^^)

▶ シリーズ Vol.12 もどうぞ 整体師が伝える臓器シリーズ Vol.12 膀胱 ─ 毎日の暮らしを支える“袋状の臓器”を、温活と腰まわりケアでいたわる
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