臓器シリーズ Vol.16 / 皮膚
こんにちは。
淀川区・西中島/木川/十三エリアで『痛くないのに効く整体』をお届けしている整体サロンAsahiの杉本です。
「整体師が伝える臓器シリーズ」、第16弾は「皮膚」です。前回の副腎はとても小さな臓器でしたが、今回はうって変わって——私たちの体で「いちばん大きな臓器」のお話です。
「皮膚が臓器?」と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。実はこの皮膚、整体師にとって特別な意味を持つ臓器なんです。いつものように、やさしくのぞいてみましょう(^^)
皮膚は「人体で最大の臓器」 ─ 広げると、畳1畳分
皮膚を全部広げると、その面積はおよそ畳1畳分(約1.6平方メートル)。重さは体重の約16パーセントを占めていて、これは体の中のどの臓器よりも大きいんです。
毎日ふつうに身にまとっているものなので、あまり意識することはないと思います。でも——、体を包むこの一枚が、実はとても働き者の臓器なんですね。
皮膚の構造 ─ 3つの層が、力を合わせている
皮膚は大きく3つの層からできています。
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっています
表皮(ひょうひ)─ 一番外側のバリア
外からの刺激・乾燥・紫外線などから体を守ってくれる層。古い細胞がはがれて新しい皮膚に生まれ変わる、あのターンオーバーもここで起きています。
真皮(しんぴ)─ ハリと弾力を支える層
コラーゲンやエラスチンがあって、お肌のハリを保っています。血管・神経・汗腺もこの層にあり、栄養や感覚を支えてくれています。
皮下組織(ひかそしき)─ クッションと保温の層
いちばん下にある脂肪の層。衝撃をやわらげるクッションになり、体温を保つ働きもしてくれています。
この3層が力を合わせて、こんなにたくさんの役割を果たしてくれています。
皮膚の4つの働き
・外からの刺激や菌から体を守る(バリア機能)
・汗をかいて体温を調整する
・暑さ・冷たさ・痛みを感じ取る
・うるおいを保ち、乾燥から体を守る
皮膚は「第三の脳」 ─ 実は、脳と兄弟なんです
ここが、今回いちばんお伝えしたいところです。皮膚は「第三の脳」とも呼ばれています。
「第一の脳」は頭の脳。「第二の脳」は腸。そして「第三の脳」が皮膚——、そう言われる理由があるんです。
皮膚と脳は、同じ場所から生まれた「兄弟」
皮膚は、お母さんのお腹の中にいるとき、脳や神経と同じ「外胚葉(がいはいよう)」というところから作られます。つまり皮膚と脳は、いわば兄弟のような関係なんです。
だから皮膚は、ただ体を覆っているだけの存在ではありません。たくさんの情報を感じ取り、心や自律神経とも深くつながっていると考えられています。
やさしく触れられるとホッとしたり、緊張が続くとお肌の調子が乱れたり——、そんな経験はありませんか? 皮膚と心がつながっていることを、私たちは日頃から自然に感じ取っているのかもしれません。
整体の現場から ─ やさしく“さする”という手技
ここからは、整体の現場でのお話をさせてください。当院が皮膚に対しておこなっているのは、「軽擦法(けいさつほう)」という手技です。
ぐいぐい押さず、皮膚をやさしくなでるように触れていきます
軽擦法は、手の小指側の「手刀(しゅとう)」の部分を使って、皮膚の表面をやさしくさすっていく方法です。ぐいぐい押すような強い刺激ではなく、本当にやさしく、皮膚をなでるようにアプローチしていきます。
現場で感じているのは——、自律神経のお疲れが溜まっている方ほど、全身の皮膚が固く、こわばっているように感じるということ。そして施術のあと、ふっと軽さを感じる方や、うとうとと眠くなってしまう方もいらっしゃいます。
「眠くなる」のは、私は緊張がゆるんで副交感神経が優位になった、いわばリラックスのサインだと考えています。
※あくまで業界歴22年・院長個人の臨床的な見解です。お身体の状態には個人差があります。
「私たちのお身体は、本来“寝たら回復する”ようにできています」
皮膚は「第三の脳」——、心や自律神経とつながった、感じ取る臓器。だからこそ、当院が大切にしている「やさしく触れる」施術とは、とても相性がいいのだと感じています。強く押さなくても、お身体は応えてくれる。それが日々の実感です(^^)
皮膚を労わる、3つのセルフケア
皮膚は心の状態を映す鏡のような存在。だからケアも、力任せではなく“やさしく・うるおして・温める”の3つがポイントです♪
- 1. やさしく「さする」 :手のひらで腕や太もも、ふくらはぎなどを、ゆっくり、やさしくさすってみてください。寝る前のリラックスタイムに取り入れるのもおすすめです
- 2. しっかり「保湿」する :お風呂上がりや洗顔後など、肌がうるおっているうちに保湿をして、バリア機能を守ってあげましょう。手や顔だけでなく、肘・膝・かかともお忘れなく
- 3. 「温めて」血流を促す :38〜40度くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かると、皮膚の血流がよくなり、心もホッとゆるみます。週に数回は湯船に浸かる時間を作れたら理想的です
※肌に炎症・かゆみ・傷などがあるときは、さするケアはお休みしてくださいね。持病のある方は、必ずかかりつけ医の指示を優先してください。
お風呂上がりのうるおっているうちに、やさしく保湿を
寝る前の「さすりケア」
布団に入る前、手のひらで腕を肩から手先へ、そして太ももからふくらはぎへ——、ゆっくりさすってみてください。力は入れず、肌の表面をなでる程度でOK。回数も時間も決めなくて大丈夫、気持ちよく感じる範囲で、そっと終えてくださいね(^^)
気になる症状が続くときは、専門医へ
強いかゆみ・湿疹・長引く赤み・急な肌の変化——、そんなときは、まず皮膚科の専門医にご相談ください。検査や診察で、セルフケアでは分からないことをしっかり教えてくれます。整体は、そのサポート役として、お役に立てればと思っています(^^)
まとめ ─ いちばん大きくて、いちばん近くにある臓器
今回のお話をまとめると——、皮膚は広げると畳1畳分・体重の約16パーセントを占める、人体最大の臓器。表皮・真皮・皮下組織の3層でできていて、脳と同じ場所から生まれた「第三の脳」。心や自律神経と深くつながった、感じ取る臓器でした。
皮膚へのいたわりは、やさしくさする・しっかり保湿・ぬるめのお湯で温めるの3つから♪ やさしく触れて、うるおして、温めて——、日頃からご自身のお身体をやさしく労わってあげてくださいね。
最後までお読みくださって、本当にありがとうございました。次回の臓器シリーズもお楽しみに(^^)