こんにちは。
淀川区・西中島/木川/十三エリアで『痛くないのに効く整体』をお届けしている整体サロンAsahiの杉本です。
6月に入ったばかりだというのに、今日の最高気温はなんと30度。もはや「初夏」ではなく、昔の夏がそのまま6月にやってきた——、そんな感覚すらしますね。
そんな今、「夜中にふくらはぎがつって、目が覚めてしまった」「お風呂上がりに、急に足がつってしまった」というお声を、当院でもよくいただくようになりました。
こむら返り(筋肉のつり)というと、「寒い時期のイメージ」をお持ちの方が多いかもしれません。ですが、実際には夏でも、しっかり起こります。むしろ今の時代、夏のこむら返りが増えてきている印象です。
今回は、業界歴22年の柔道整復師として、そして昨年夏にゴルフ場で動けなくなった院長本人の実体験も交えながら、こむら返りの原因と対処法を、やさしくお伝えしますね。
院長の、ちょっと恥ずかしい実体験のお話
まずは、整体師として少し恥ずかしいお話を、正直にお伝えさせてください。
昨年の夏、私はゴルフに行きました。真夏のラウンドだとよく分かっていましたので、水分は十二分に持参していました。「これだけあれば、まず大丈夫」と思える量です。
ところが——、18ホールを回り終え、駐車場でクラブを片付けていたそのとき、左ふくらはぎが、突然「ググッ」とつってしまったんです。
動けません。本当に、しばらく動けませんでした。「あれだけ水分を取っていたのに…」と、正直、自分自身が一番びっくりしました(^^;
これは、私が現場で日々お伝えしている「夏でもこむら返りは起こる」という事実を、自分の身体で再確認した出来事になりました。
※あくまで院長の体験談です。気温・運動量・体調により個人差がございます。
持参した水分量より、真夏のゴルフで失われる水分・ミネラルの量のほうが、はるかに多かった——、ということなんですね。「十分」と思っていても、体感以上に汗をかいているのが、夏のスポーツ・夏の屋外活動の怖いところです。
こむら返りが起こる、3つの原因
そもそもこむら返りは、なぜ起こるのでしょうか? 現場で見えてきた背景は、大きく3つあります。
疲労
筋肉が疲れすぎると、「縮む・ゆるむ」の切り替えがうまくいかなくなり、つりやすくなります。普段あまり使わない動きをした日や、長時間立ちっぱなしの日に起こりやすいのは、このためです。
冷え
お身体が冷えると血のめぐりが落ち、筋肉が固くなります。「夏なのに冷え?」と思われるかもしれませんが、実は今の時期、冷房・冷たい飲み物・薄着による"夏の冷え"が増えています。
水分・ミネラル不足
汗をたくさんかいた、水分摂取が足りないなどで電解質(ナトリウム・カリウムなど)のバランスが乱れると、神経と筋肉の連携が狂って、つりやすくなります。院長のゴルフ実体験は、まさにこのパターンです。
そして、夏は3番(水分・ミネラル不足)が、一気に主役級になります。加えて、屋外と冷房の効いた室内の温度差で2番(冷え)も重なり、ハードに動いた日は1番(疲労)も加わって——、3つが同時に起こりやすい季節、それが夏なんです。
こむら返り、3つのステージ
つりの症状にも、実は段階があります。ご自分がどの段階にいるかを知っておくと、対処がしやすくなります。
「あ、つりそうかも」という違和感だけで、実際にはつらずに落ち着く段階。早めに水分・温め・軽い動きで対応できれば、ここで止められることが多いです。
痛みを伴ってつりますが、落ち着いたあとはスッと痛みが引きます。多くの方が経験するのが、このタイプです。
つったあと、3〜7日ほど筋肉痛のような違和感が残ることがあります。筋肉の繊維に細かな負担が残った状態で、回復までお時間がかかります。
つってしまった時の、正しい対処法
実際につってしまった時、「無理に伸ばす」のは逆効果になることがあります。整体院で日々お伝えしている、当院の基本のステップはこちらです。
固くなった筋肉を、指や手のひらで"押し込む"
つって固まっている部分を、ぐっと押さえます。ふくらはぎなら、両手で挟み込むようにしっかり押し込んでください。
深呼吸する
ゆっくり、深く呼吸します。「酸素を、つっているところに届ける」という気持ちで、強くイメージしてみてください。
この「押し込み」+「深呼吸」を、信じて5分ほど続けてみてください。ほとんどのつりは、これで落ち着いていきます。
動きたくなっても、絶対に動かない、これがいちばんのコツです。
少し慣れた方への、早く落ち着かせるコツ
押し込んだ状態のまま、筋肉の走行に沿って上下にゆっくり動かしてみてください。「こちら側のほうが楽だな」という方向が見つかれば、その方向で、しばらくキープします。落ち着くまでの時間が、より短くなりやすいです。
落ち着いた後の、アフターケア
つりが落ち着いたあとも、そのまま放置せず、5分の小さなケアを加えていただきたいんです。
- コップ1〜2杯の水分補給 :水だけでなく、薄めたスポーツ飲料もおすすめ。汗で失ったミネラルを、やさしく補います
- お風呂やドライヤーで、しっかり温める :ふくらはぎを中心に、足首から膝下までを、じんわり温めます
- ストレッチは、絶対にしない :「伸ばしてほぐそう」と思いがちですが、つった直後の筋肉は繊細。落ち着いたあとも、その日はストレッチをお休みしてあげてください
特に「ストレッチは絶対NG」は、つりのケアでよく誤解されているところ。つった筋肉は、"小さなケガ"をしているような状態。伸ばすケアより、温めて休ませることのほうが、回復を早めてくれます。
頻繁につってしまう方へ
「同じ場所が、何度もつってしまう」 「夜中、月に何度もつって眠れない」——、そんな場合は、かかりつけのお医者様にご相談いただくのも、ひとつの選択肢です。
つりに用いられる漢方薬として、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)などが処方されることもあります。内服のお薬は医療の領域ですので、必ず医師の判断のもとでお願いしますね。
"つりにくいお身体"を作る、当院の整体観から
そもそも、なぜ同じような暑さ・運動量でも、つる人とつらない人がいるのでしょうか? 当院がたどり着いた答えは、とてもシンプルです。
「私たちのお身体は、本来"寝たら回復する"ようにできています」
日中の疲労・水分の偏り・冷え——、これらは本来、夜にぐっすり眠ることで、自然治癒力がリセットしてくれるものです。翌朝、お身体が軽く感じられるのは、その証ですね。
ところが、疲労が積み重なる・睡眠が浅い・お身体が冷えている——、こうした状態が続くと、自然治癒力がうまく働けず、"寝ても回復しきれないお身体"になってしまいます。そんなお身体に、夏の暑さと運動量が重なったとき、「ある日突然」のようにこむら返りとして出てくるのです。
整体は、その自然治癒力が働きやすい環境を、整えるお手伝いをしています。全身のバランスを整え、めぐりを取り戻すことで、"つりにくいお身体"へと少しずつ近づいていけます。
6月から備える、つりにくいお身体のセルフケア
最後に、梅雨入り前のこの時期から始めていただきたいセルフケアを、4つだけお伝えしますね。
- 水分は、こまめに・少しずつ :一気に大量に飲むより、少量を何度ものほうが吸収されやすいです。スポーツや屋外作業の前にも、コップ1杯を意識して
- ミネラルも、忘れずに :水だけでは補えないナトリウム・カリウムを、味噌汁・梅干し・薄めたスポーツ飲料などからやさしく
- 冷房の風を、足元に直接当てない :意外と冷えやすいのが、ふくらはぎ。ひざ掛け・薄手のレッグウォーマーで、夏の冷え対策を
- 寝る前に、足を軽く温める :シャワーだけで済ませず、湯船・足湯・ドライヤーの温風で、ふくらはぎをじんわり温めてからおやすみください
まとめ ─ "夏のこむら返り"は、お身体からのサイン
こむら返りは、「水分・ミネラル・温度・疲労のバランスが乱れていますよ」という、お身体からのやさしいサインでもあります。
院長自身、水分を十二分に持参していてもつってしまった経験があります。「自分は大丈夫」と思っていても、夏のお身体は、想像以上に水分とミネラルを失っているもの。ぜひ、6月のうちから少しずつ備えていただけたらと思います。
繰り返しつってしまう方、つった後のだるさが長く残る方、あるいは「なんとなくお身体全体が、疲れやすくなっている」——、そんな時は、どうぞお気軽に当院にご相談ください。院長と一緒に、お身体全体を見立てながら、"寝たら回復するお身体"を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
最後までお読みくださって、本当にありがとうございました。